今年の7月に日本の九州で歴史的な豪雨災害が起こり、気象庁では最高レベルの「大雨特別警報」が発令され、市民へただちに緊急避難をするよう呼び掛けました。豪雨による土砂崩れが人々の傷害、さらに尊い命が奪われてしまい、家屋や歴史的建造物も悲惨な損傷となってしまいました。
日本は香港人にとって必ず選択される旅行先であり、第二の故郷であると言われるほど、香港人は日本を熟知しています。愛してやまない場所です。どこか懐かしさを感じさせる場所に災害が起こり、いても立ってもいられない香港人達は力になりたいと考え始めました。ご覧の通り、本会の設立はまだ準備段階にいますが、すでに7月には、AAR Japan[難民を助ける会](https://www.aarjapan.gr.jp/) と連携をとり、早急に募金活動を始め、香港から九州の方々へ慰問、そしてお見舞いの声をお届けいたしました。
募金先リンク:https://gogetfunding.com/《攜手日本-為九州重建家園》/
募金開始の5日後には目標金額の30万香港ドル(約400万円)を突破しました。募金終了時には合計で48万香港ドル(約650万円)に達成し、手数料などの経費を差し引いて、全額をAAR Japanの九州豪雨緊急支援へ寄付いたしました。同時に香港の方々から被災者へ応援の声なども頂き、声援をまとめたメッセージカードなどをAAR Japanに託しました。
コロナウィルスの影響により、支援活動は安易なものではありませんが、幸いAAR Japanは経験豊富な為、熊本県人吉市及び八千代市そして天草市へ炊き出しと緊急支援物資を配布する事ができました。
AAR Japanの活動報告によると香港人からの寄附金は、被災者への炊き出し以外にも、障がい福祉施設に車両や大型冷蔵庫などを提供しました。
また浸水に見舞われた木造家屋を乾かす為、寄附金は工業用の扇風機の提供にも活用されており、家屋崩れの二次災害防止策も行われました。
AAR Japanの柳瀬房子会長は香港の方々にとても感謝しており、コロナウィルスの影響により、寄付が困難である中、香港の方々からの援助はとても貴重な事であると述べておりました。今回の連携でより一層、香港人が日本へ対する善心、そして愛を感じる事ができ、今後とも連携を続けていきたいと申し上げておりました。
当協会の設立はまだ準備段階であるにも関わらず、香港の方々からご信頼及びに、寄附金のご支援をいただき、心より感謝申し上げます。同時にAAR Japanが本会の寄附金を活用して、様々な支援活動を行い、香港人のお気持ちを九州の被災者にお届けした事を感謝いたします。