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Japan Hongkongers Association

カフェスタンレー:香港の味でやり遂げる

By Japan Hongkongers Association on 2021-09-062022-05-31

新宿駅を出て、伊勢丹前や繁華街を通って、新宿二丁目のあるバーの前に来ました。インタビューする日は昼過ぎの月曜日でした。この辺は静かで、ネコちゃんの「ニャー」が聞こえるくらいでした。

「ねーグーグルマップがこの辺って言ってるけど、なくない?」撮影担当の友人と私が迷っているとき、目の前にあるお店のドアが開かれました。

「ヒョーンゴンヤン(香港人)ですか?」とオーナーさんらしき人に聞かれました。

目で微笑んでいる彼の後ろには、小さな香港がありました。

「カフェスタンレー」のエプロンをつけているオーナー、ジェフさん。

なぜエッグワッフル?「ザ・ホンコン」だから

オーナーさんと挨拶を交わし、自己紹介をしたあと、彼がメニューを出してくれました。日本語と英語で書かれたメニューはデザインもしっかりされていました。おすすめのエッグワッフルのほかに、ワッフル、ミルクティーやレモンティーなど、すべて香港式で貫いている品が揃っています。

エッグワッフルの味のバリエーションがたくさんあって、私が抹茶味にするか、ドリアン味にするかで色々と迷っている間、「ジュー」の音と懐かしいにおいがしてきました。オーナーさんがすでにオリジナル味を作ってくれていました。それを作りながら、オーナーさんは二パックのビタソイも出して「麦芽味?オリジナル味?」と聞いてくれました。

香港の代表的な飲み物の一つ、ビタソイです。
出典:Vitasoy

ビタソイを飲みながら、オーナーさんに色々と聞きました。

日本の文化が大好きなオーナーさんは昔、年に七回も旅行で日本へいき、休みがあれば深夜便で日本へ弾丸旅行をしていました。のちに日本で留学をし、卒業後も日本で生活したいため、店を開くことにしました。どうしてエッグワッフルにしたのかと聞いたら、オーナーさんは考えもせずに「エッグワッフルがザ・ホンコンだから」と即答しました。

香港の美食と言ったら、エッグタルトや点心を思い出す人もたくさんいます。でもオーナーさん曰く、エッグタルトはイギリス発祥で、点心は広東省発祥で、エッグワッフルこそが正真正銘の、香港発祥の香港人の美食だと言いました。

エッグワッフルで店をやると決めたオーナーさんは香港に戻り、ゼロから作り方を習ってきました。
最初は新宿四丁目でお店を構えていました。

日本でのエッグワッフル

エッグワッフルの材料は日本でも簡単に揃えれるので、香港の味を再現するのはそれほど難しくないそうです。オーナーさんが香港のエッグワッフルを忠実に再現するための過程として、ドライヤーでエッグワッフルの外側をパリパリに仕上げるのですが、日本人のお客様にそれを理解していただけず、とても悲しんだそうです。

「日本人はマナーと衛生を常に意識しているから、お祭りや観光地以外ではほとんど食べ歩きをしません。もちろんエッグワッフルも食べ歩きのものではなく、テイクアウトにして家で食べるものだと認識されているでしょうね。特にコロナ禍で、みんなは外食を避けるから、テイクアウトが多かったです。」

また、お客様がエッグワッフルの入った袋を雑にかばんに入れるところを何度も目撃し、オーナーさんは割れたエッグワッフルのパリパリをおいしくいただけれないことに悲しむ一方、お客様が再度かばんから出して食べるとき、エッグワッフルがしなってしまうのではないかといつも心配しています。

それでしたら日本人マーケットに向けて、テイクアウト向きのエッグワッフルに変更しないですかと質問したら、「香港の味でやり遂げたいです。日本人の習慣に合わせるより、日本人に香港の食べ歩き文化を知っていただきたいです。」と彼は言いました。

それでも商売をやっている以上は、お客様の目を引かないといけないです。例えばアイスクリームやレインボースプリンクルでトッピングをするなど。これについてオーナーさんの心境もまた複雑だと、「日本人に知ってほしいですよね、エッグワッフルは何をしなくても美味しいんだってことを。」オーナーさんはいつか、お客様の好みの味がオリジナル味のエッグワッフルに寄ってきたらいいなと言いました。結局エッグワッフルはシンプルイズベストですから。

旧店舗ではエッグワッフルアイスも売っていましたが、オーナーさんの推しはやはりオリジナル味です。

濃厚のミルクティーが日本人をビックリさせた?

二、三年前から、台湾のタピオカミルクティーが日本で再度ブームになりました。おかげさまで香港のミルクティーも注目された時期がありました。オーナーさんはやはり日本人は香港文化の認識に対してまだまだかなと感じたそうです。

タピオカミルクティーの影響で、ミルクティー=甘いとミルク感が強いものだと思われがちですが、香港のミルクティーは紅茶感が強く、香りも飲みごたえも台湾ミルクティーと大きく違います。「日本人のお客様がうちのミルクティーを一口飲んだあと、なんじゃこれと言われたこともありました。」オーナーさんが苦笑いをしながら話してくれました。

さすがにこのままだと、ミルクティーは売れないなと思い、タピオカを入れたり、黒糖味にしたりなどの調整もしていました。タピオカミルクティーのブームが過ぎた今は、初心の香港ミルクティーに戻しました。

ミルクティーを飲みながらおしゃべりだなんて、一瞬香港にいる気がしました。

香港の美食を広め続ける

「違う場所でお店を構えようと計画していたけど、コロナの影響ですぐにはできないです。友人の紹介で今のこのバーで忍ばせていただき、テイクアウトを中心に営業をしています。今後は、香港の美食を広めるために、東京以外の場所でもお店をやりたいです。」とオーナーさんは言いました。また、エッグワッフルのほかに、オンラインショップで冰皮月餅(スノースキン月餅)やミルクティーアイスを売ってみたいと、商品の多様化も考えているそうです。

カフェスタンレーのオンラインショップです。香港のミルクティーに専用のお茶や茶葉が販売されています。

もし用事で新宿やお店の近くまでお出かけしたら、是非ともオーナーさんとおしゃべりしながらエッグワッフルとミルクティーを頼んでみてはいかがでしょうか。

Café Stanley
住所:東京新宿区新宿二丁目18ー10
営業時間:土日の 13:00-18:00 のみ
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*緊急事態宣言が発令中のため、外出の際には感染拡大防止対策をお願いいたします。

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