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Japan Hongkongers Association

香港の結界 ~西貢(サイゴン)~

By Japan Hongkongers Association on 2021-10-302021-10-30

皆さんこんにちは、いよいよ月末がハロウィンですね。前回の怪談が皆さんからご好評を頂きましたので、季節に合わせて引き続き香港の不思議な場所を紹介したいと思います。

香港は百年以上も世界中の国々から影響を受けてきたので、怪談や不思議な事件も東西文化が混在するものが多いです。今回紹介するのは、日本でもお馴染みのある「結界」にまつわる事件です。

香港の西貢(サイゴン)といえば、真っ先に観光地と海鮮料理を思い浮かぶ方が多いと思いますが、実は西貢に人が消える「結界」があり、香港人の間では有名な話です。

2005年9月11日。警察官の丁利華氏は休日を使って一人でハイキングに出掛けました。行き先は西貢にある、よく使われているハイキングルートの麥理浩徑(マクレホーストレイル)。当日丁氏は2回も緊急通報番号の999番に電話し、助けを求めていました。その後100人ほどの警察が山に入り捜索を展開したが、丁氏の姿を見つかりませんでした。

後に丁氏が999番にかけた当時の通話録音が公開されました。不思議なことに、今も解明しようとする人たちがいるほど謎だらけの内容でした。要約すると、丁氏は「西貢586」、「487040」、「487020」、「587番台」と「024」という謎の番号を伝い、最後は「助けて」を残して通話を終えました。

十数年が経った今でも、その謎の番号の解読を試みてる人たちがたまにいます。

丁氏は今でも神隠しされたまま、姿を消されています。

夜逃げした説もありましたが…皆さんはどう思いますか?

丁氏が失踪した一ヶ月後の事です。

ハイキングの経験豊富でボーイスカウトのリーダーを務めている袁志勇氏が、勲章試験を受けるため、ハイキングを挑戦する3人の女性とともに西貢の嶂山(ショウザン)に訪れました。袁氏は途中かかりかけた風邪で具合いが悪くなり、薬を飲み、しばらく一人で休む事にしました。経験者だけであって、このハイキングルートも簡単な方だと判断して、女性らは袁氏を残して進めました。

その後、袁氏は女性らに追いつける事なく、誰もその後袁氏を見かけませんでした。袁氏と会うのはそれが最後だったのが女性らも全く思わなかったでしょう…

袁氏は2日後に、ようやく山の中の密林で、遺体で見つかりました。

警察側は袁氏の体調が悪くなり、転んで助けを呼べなかったという見方でしたが、ハイキングのベテランで簡単なルートに迷うはずがないですし、警察が同じ場所を何度も捜索していたため、ただの転落事故ではないと思う人たちもいます。神隠しか、磁場の乱れたか、宇宙人による拉致事件かなどなど今でも憶測が止まないです。

あれから十年以上も経った2016年6月に、また一人が「西貢結界」に迷い込んでしまいました。

張善鵬氏、愛称「鵬さん」は一人でハイキングをしに西貢の北潭涌(パクタムチョン)に訪れました。

当日の天気は怪しく、雨が降っていなかったのに雷がしたので、鵬さんは山に入るかを悩み、帰ろうとしたときに天気が良くなってきたので、やはり山に入る事にしました。それが4日間の不思議体験になると知らずに。

山に入って初日、鵬さんが密林の木を切りながら道を探していた時に、いきなり意識を失い、そのまま倒れました。夜8時あたりにようやく目が覚めて、家族からの電話で早めに山を降ろうと足を早めました。途中に鵬さんは携帯も食糧も落としてしまい、いくら歩いても全然進んでいなく、意識も朦朧としてきたので、やむを得ず近くの谷で休む事にしました。

翌日、周辺を探索してた時、鵬さんはハイキングしている二人を見つけたが、声をかけても反応してくれず、近寄ったら消えたという。山を降りていく途中、何度か知ってる顔も見知らない人も見かけたが、全員が近寄ったら消えてしまう…鵬さんは仕方なく水のたまりの近くまで戻って休むことにしました。

山に入って3日目。鵬さんは起きた時、異常を覚えました。持っていたタバコとライターが消え、周りの環境が寝る前と違っていました。前日に人を見かけた道が、古い墓場のような場所になっていました。小さな渓流を沿って歩いたら、先に水場で誰かが遊んでいる声を聞こえたが、その場所まで進んだら、まるで最初から誰もいなかったようでした。この時点で鵬さんは2日も何も食べていないのに、空腹感すらなかったという。

4日目の朝、鵬さんはまた変わった環境の中で目覚めました。周りの石全てから声がして、まるで団地に入ったかのような雰囲気でした。ここで鵬さんは今までと違って、道が開けている渓流ルートを取ることにしました。途中石からの声がやまず、今までのように人が現れては消えていたが、鵬さんはそれを構わずにひたすら進みました。ついに、本当に話せる人間に出会えました。その人に携帯を貸してもらい、それから警察に出会って保護してもらって、鵬さんの4日間の不思議な旅がやっと終わりました。

鵬さんの事件があまりにも不思議で、当時の香港中で様々な推測が飛び交わっていました。結界説、磁場乱れ説、瘴気で混乱説…今も、本人ですら確かな結論に至っていません。

この3つの名事件(迷事件)で、結界説がいつの間にか広がって、西貢には結界があると一般的に認識され、ほかの迷いやすい場所でも、香港人はそれを結界だと呼ぶようになりました。

西貢は自然が豊富で、とても魅力的な場所です。皆さんも香港に訪れる時にぜひ探索してみてください。

もちろん、数人で、です。一人で行くと、何か不思議な事件に巻き込まれてしまいそうで…帰られなくなってしまうかもしれません……くれぐれもお気を付けてくださいませ…

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