ハッピーハロウィン!
Trick or Treat!
近年、10月になると、日本はハロウィンの雰囲気が漂ってきます。
今回はハロウィンにちなんで、香港の都市伝説を一つご紹介します。
場所は日本ゆかりのデパートでもあるそごうです。
出典:Wikipedia
どんな都市伝説ですか?
そごうは香港に現時点でコーズウェイベイに1店舗しかありませんが、(カイタックに2024年11月15日にもう1店舗オープンする予定)このコーズウェイベイ店は繁華街のど真ん中にあり、立地が良いため、訪れたことがない香港人がいないと言えるくらい有名なランドマークです。
このようなひとけの多い場所に都市伝説はないだろうと思う人がいるかもしれませんが、客側からすると、そごうコーズウェイベイ店に確か不可解なところもあるので、噂が拡散されるのも理解できないわけではありません。
そごうコーズウェイベイ店は14階建てで、都市伝説が発生したのは8階です。
噂が拡散されていた2003年には、エレベーターが8階に止まりませんでした。エスカレーターで行ってみても、エスカレーター以外のエリアが封鎖された上、大きな鏡が2枚、合わせ鏡のように設置されていました。
そごう8階の当時の様子
出典:香港都市傳說 Hong Kong Urban Legends
噂では、元々そごうは7階までしか使っていなかったが、業務拡大のため、1993年から11階まで使うようになりました。8階も使われていましたが、品物が陳列されても、その翌日にどうしてもずらされてしまいます。また、エレベーターに乗るときも、8階のボタンが押されていないのに、必ず8階に止まるらしいです。
このような現象が1週間以上続いたため、上層部も無視できなくて、法師に見てもらいました。法師の話によると、8階に怨霊が集まっていて、無理矢理に祓うと怨霊を怒らせて不幸を招く可能性が高いとのことです。8階を封鎖し、合わせ鏡を設置し無限廊下を作って、怨霊を8階に拘禁するのが解決方法らしいです。
現在の様子は?
この都市伝説が一番拡散されたのはもう20年も前ですが、現在でも時々流されています。なぜなら、合わせ鏡がまだ残っているし、「8」という数字が香港で縁起がいいものの、そんな階だけ使われていないのは香港人の常識に違反しているからです。ただし、この都市伝説に対して、ただの噂やいたずらだとそごう側がコメントしています。
現在のそごうコーズウェイベイ店8階は、電気室や整備課のオフィスなどになっているため、客側は今でも中に入ることができないですが、エスカレーター周りはガチャエリアになって、子供も大人も楽しめる場所になっています。この都市伝説は嘘か真か、ぜひご自身で判断してみてください。
そごう8階の様子の現在の様子
出典:Wikipedia